リクガメの五感
ようこ
リクガメと生活していると思っている以上に「色々なことに敏感に感じとっている」と思うことがあります☆
長寿
自然界で生き残っていくために敏感になっていったんだよ。
嗅覚は?
嗅覚はとても優れています。
食べ物の匂いを嗅ぎ分けるほか、匂いをたどって水場を探したり帰巣したりする種がいるなどします。
嗅覚によって周囲の状況を察知していると考えられています。
ようこ
食事のときは長寿もまず匂いを嗅いでから野菜を食べています。初めて食べるものや食欲が無いときに口に持っていったときには嗅いでいる時間がかなり長いです。
視覚
色の識別ができます。動体視力も発達しているようです。
目が顔の左右についているので視野も広いです。
ようこ
水槽の中を掃除しているときや野菜を置くときなど動いているものに反応していますね。頭の近くに物がくると過敏に反応して頭を甲羅の中に隠してしまいます。遠くのものは見えやすいと思います。ただ、野菜を食べるときなどは焦点が合いずらいのか空中で口をパクパクさせてます。
味覚
味覚についてはよく分かっていないようです。個体によっては好き嫌いがあることからある程度、発達していると考えられているようです。
ようこ
長寿はキャベツの1番外側でお店で捨ててしまう固い葉っぱ部分を好んで食べます。私たちが食べる中の柔らかいところは食べません。また、いろいろな野菜を出してみるとその日の気分によるのかいつも食べている小松菜やトマトを全く食べないときもありますし、2,3種類だしても1種類しか食べないときもあります。リクガメもこだわりがあるようですね。
触覚
感覚があり、痛みも感じます。甲羅は骨と一体化しているためヒビが入ったりすると強い痛みを感じます。甲羅のすぐ下に神経が通っており、触れられるだけでも敏感に感じ取ります。
ようこ
長寿は触られるのを嫌がります。ですのでお風呂に入るときや掃除するときは持ち上げても良いのかどうか確認します。OKがでないと触らないように気をつけています。それでも一瞬驚いて頭を甲羅に入れてます。状況が分かると逆に手足を広げて抵抗していますね。頭では分かっているけど、という感じでしょうか。
聴覚
聴覚はあまり発達しておらず低周波が聞き取れる程度です。
音はきちんと聞こえているため、騒がしい場所はあまり好まないかもしれません。
ようこ
長寿を呼ぶと反応してくれますしyesかnoも教えてくれますので音は聞こえていると思います。リクガメ達はあまり声を発しませんからお互いのコミュニケーションは低周波かエネルギーでコンタクトを取っているのでしょう。
最後に
カメは重い甲羅を背負っていますし普段はあまり動かないので鈍感な動物ではないかと思ってしまうのではないでしょうか?
しかし、五感はしっかりしていますし自然界で生き残ってこれた種ですからあなどってはいけません。
ようこ
リクガメを飼おうかな?と考えている方はリクガメが飼い主のことを認識してくるか気になりますね。
個体差あるようですが、毎日お世話をする飼い主のことをきちんと分かってくれます。
ようこ
長寿も私たち家族のことをちゃんと分かっているようです。
長く飼い続けると部屋のどこに何があるかを覚えたりもするそうなのでゆっくりと向き合っていきたいですね。
ようこ
リクガメは犬や猫と違ってしつけしたり芸を仕込んだりするのは難しいと思います。
また、排泄などのしつけをしようと叩いたりすると攻撃されていると思って心まで甲羅の中に引っ込めてしまいます。いくら甲羅が硬いとはいえその下には神経や血管が通っているため強い衝撃を受けるとリクガメも痛みを感じます。
長寿
リクガメは穏やかで平和でマイペースな動物です。リクガメのペースに合わせて気長に仲良くお付き合いしていきましょう。