リクガメは草食動物です
自然下ではリクガメ達はさまざまな種類の植物を食べています。
エサの構成
特定のエサに偏ることは無いよう1度の食事で主食と副食を合わせて3~4種類ほどを出してみてはいかがでしょうか。
葉物を中心とした野菜。旬のものを選んであげるといいと思います。
カルシウムとリンとが4~5:1が理想的な割合です。
その他の野菜や野草です。2,3種類以上で構成します。
果物を好むリクガメもいますが、水分や糖分が多く与えすぎは良くないので
ご褒美感覚でたまにあげてください。
毎日、爬虫類用のカルシウム剤や薬局ではんばいしている炭酸カルシウムの粉末を
一つまみ程度にエサに振りかけてください。
ビタミン不足の場合は爬虫類用サプリメントがあります。
ただ、こちらも与えすぎには注意してください。
食事の回数
成長途上の幼体は1日に2,3回程度あたえますが、成体は1回で十分です。日中、動きが活発になってきた頃にあげるようにしましょう。
冷えたエサは消化に良くないため、冷蔵庫から出した直後には与えずしばらく置いて常温に戻してから与えてください。
食事の量
1回の量は、種類や個体による差がかなり大きいため、普段の食事の様子を見て少し残す程度を目安に与えるようにしましょう。
エサが腐ったりカビたりすると衛生面が著しく悪化するため、食べ残しは早めに片付けるようにしてください。
形状
幼体の頃は、食べやすいように小さく刻んであげてください。
成体なら自分で噛み切れるため神経質になる必要はありません。
主食は旬の野菜から
特に気をつけたいのがカルシウムとリンの比率です。
動物の体にはカルシウムとリンの比率を一定に保とうとする働きがあり、リンを多く取りすぎると骨からカルシウムを溶け出させることでバランスを取ろうとします。その結果カルシウム不足となり、甲羅や骨の成長に悪影響を及ぼす恐れがあります。カルシウムとリンの比率は4~5:1が理想です。
- 小松菜
- 大根の葉
- サラダ菜
- 水菜
- モロヘイヤ
- カブの葉
- チンゲン菜
- バジル などです。
副食で彩りを
主食に比べて甘みがあったり水分が多かったりするものも分量に気を配れば与えても大丈夫です。ただし、果物を好むからといって好きなだけ与えていては体調不良を起こす原因になります。
- レタス
- グリーンリーフ
- カボチャ
- トマト
- きゅうり
- 白菜
- 人参
- 貝割れ菜 などです。
野草も食事にどうぞ
ただし、採取にあたっては環境は状況をしっかりと確認をお願いします。
道端に生えているようなところは排気ガスやワンちゃんの排泄などで汚染されていたり、除草剤が散布されていることもあるかもしれません。注意をお願いします。
- カラスノエンドウ
- オオイヌノフグリ
- オオバコ
- シロツメクサ
- セイヨウタンポポ
- ツユクサ
- ナズナ
- ナノハナ
- ホトケノザ などです。
食べさせてはいけない野菜や野草もあります!
庭に生えている植物や観葉植物にも注意してください。
迷ってしまいましたら与えないようにしましょう!
- アジサイの葉や花(全体)
- トマト(葉や茎)
- ジャガイモ(葉や緑色のいも)
- ヒガンバナ(全体)
- キョウチクトウ(根・枝・葉・樹皮)
- スズラン(全体)
- イチジク(葉や樹液)
- フジ(全体) などです。
積極的に与えない方が良いもの
- ほうれん草
- カタバミ
- バラの葉
- 芽キャベツ